薬②
普段使う薬について。
今回は「メタカム」。
成分はメロキシカムで、NSAIDs・つまり非ステロイド系の抗炎症薬。
解熱・消炎・鎮痛の効果がある。
前回の「フォーベット」と同じ部類である。
これも熱、炎症(腸炎による下痢)などに使う。
「フォーベット」と何が違うか?
それは速効性である。
フォーベットは血管に打つのですぐ効くが、メタカムは皮下に打つ。
じんわり系だ。2-3日効く。ただすぐに効くような薬ではない。
もし41℃の子牛がきつくて元気がなさそうなら、すぐに効くフォーベットを使うべき。すぐ効くが代謝も早く数時間で薬は体内からなくなる。
もし39.8℃くらいの微熱でそこそこ元気もあり慢性的な肺炎とかならメタカムを使って長く効かせる。長いことじわじわ効く。
どっちを選ぶかはケースバイケース。