2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

薬③

普段使う薬について。 「マルボシル」 現場において最も有効といってもいいほどの力を持つ。 ニューキノロン系の抗生剤なのでDNAに作用が及び殺菌性のため強い。 この薬が効かなくなると困るので、基本は他の薬がダメでどうしようもないとき、生死に関わりす…

薬②

普段使う薬について。 今回は「メタカム」。 成分はメロキシカムで、NSAIDs・つまり非ステロイド系の抗炎症薬。 解熱・消炎・鎮痛の効果がある。 前回の「フォーベット」と同じ部類である。 これも熱、炎症(腸炎による下痢)などに使う。 「フォーベット」…

薬①

普段の診療で使う薬について。 今回は「フォーベット」 成分はフルニキシメグルミンで、NSAIDs・つまり非ステロイド系の抗炎症薬。 解熱・消炎・鎮痛の効果がある。 牛の臨床でどのようなときに使うか。 簡単に言うと、熱を下げたいときに使う。 例えば子牛…

CIDR②

CIDRプログラムにも色々あるが、私が普段しているものを。 使うものは ・CIDR ・ジノプロスト(PGF2α) ・エストラジオール(E2) CIDRとは別名「膣内留置型黄体ホルモン製剤」で、膣内に入れることで外部からのプロゲステロン(黄体ホルモン)が常に吸収され…

CIDR①

牛は妊娠しなければならない。 なぜなら、乳牛ならそもそも妊娠・出産しないとミルクを出さないからだし、和牛なら妊娠・出産した子牛を打ってなんぼの仕事だからだ。 ということで妊娠することが必要。 そのためには授精の受け入兆候である「発情」を見つけ…