ケトーシス①
ケトーシスという病気がある。
これは、ケトン体というものが体にたまりすぎてしまった状態のこと。
もっというとエネルギー不足の状態である。
ちなみに、エネルギーとしては、「グルコース(糖)」「脂肪酸」「ケトン体」の3つがある。
多いのは、親牛が子牛を生んだ後なんか餌食べないんだよねーってやつ。
元気もなくなり、乳量も上がってこない。
どうなっているかというと、なんらかの影響(後産がのこっている、低Caの状態である、ミルクを出し始めたのでエネルギーを出しすぎている)で体調が悪くなり餌を食べる量が少なくなった牛がいる。すると、グルコースが不足する。
グルコースが不足すると困る。
もちろん全身で使うが、特に脳いかないと生命の危機になりうるからだ。
このときに、緊急用に肝臓や筋肉に蓄えていたグリコーゲンをグルコースに変換して補う。
が、これでも足りないとき。
もうひとつの脳でも使えるエネルギー「脂肪酸」が体内で作られる。
脂肪組織に蓄えていた中性脂肪を分解して作られる。
人間でもたくさん食べすぎてる人は肥満になるが、これは野性的にみれば将来食べるものがなくなったときのために、エネルギーをストックしている状態である。
このように、空腹時には蓄えたものを分解して、血液から全身に届けられる。
エネルギーが足りず、脂肪酸分解をしすぎたとき。
「ケトン体」の話になる。