乳房炎①

乳房炎は牛の主な病気の一つだ。

 

ほかの動物では聞きなれないこの病気、もちろん人間でも。

何で牛ではしょっちゅう起こるのか?

それは牛の乳房にものすごく負担がかかるようにした人間の勝手の結果だ。

 

もともと牛のミルクも子牛にあげる分だけでればよかった。

それが人間が飲むようになってしまい、1日に30~40Lも出すはめになってしまったのだ。そりゃ乳房に負担がかかり病気になってもしかたない。

 

乳房炎になると①乳汁にはブツといわれる白い塊が混ざるようになり、②外観としては膨らんでしまい硬くなる。熱が出ることも多い。

 

乳房炎は乳頭口という乳頭の先端のミルクがでてくる穴から細菌が感染することにより起こるが、菌もいろいろな種類がある。1番やっかいなのは大腸菌で、これは最も致死率・廃用率が高い。