肺炎②

細菌性肺炎の主な菌は

Pasteurella multocida(-)

Pasteurella haemolytica(-)

Haemophilus somnus(-)

Trueperella pyogenes(+)

Fusobacterium necrophorum(-)

Mycobacterium bovis(+)    である。

 

(+)(-)というのはグラム陰性・陽性かどうかだ。

 

治療の抗生剤はそのどちらにも効くよう、スペクトラムの広めのを使う。

私は、子牛ならチアンフェニコール系のニューフロール、親牛ならテトラサイクリン系のOTCを使うことが多い。3日間は連続投与し、症状が改善しなければさらに2日間程使うか、別の抗生剤を使用する。

 

解熱。消炎剤はまず即効性のあるフルニキシメグルミンのフォーベットを使い、熱が下がれば2-3日効くメロキシカムのメタカムを使い治療終了である。